型絵染めは、伝統的な型染とは異なる技法で、1956年に人間国宝である芹沢銈介氏の技法が重要無形文化財に指定された際に初めて使用されました。この技法では、模様の下絵を丈夫な渋紙に貼り付け、その上に彫って型紙を作ります。余白部分を切り落とし、型紙の上に糊を置き、連続した模様に合わせて色を染める方法です。 型絵染めは、図案を起こす段階から染色を終え、糊が流されるまで、ほとんどの工程を一人で行い完成させます。長い染色の歴史の中で、職人たちは技術を磨き、型絵染め文化を高めてきました。作家独自の世界観や絵画的表現を追求する独創的な作品は、緻密で繊細な紋様を描き、型のキレや鋭さを持ちます。
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