与那国織は、沖縄県八重山郡与那国町で作られている織物です。その特徴は、独特の風土と手作りによって染め織り上げられた素朴な美しさにあります。 与那国織の起源は、室町時代の15世紀頃にさかのぼります。朝鮮の史書「李朝実録」によれば、1479年にはすでに与那国島で機で布が織られていたとされています。 最も一般的な与那国織である与那国花織は、直線的な幾何学模様で、子縞柄と小さな花模様が織り込まれています。時代とともに色彩やデザインが変化しています。 ゆっくりとした時間をかけて織り上げられる与那国織は、島の特産品としてだけでなく、着物や帯、手ぬぐい、ネクタイ、バッグなどの製品にも使用されています。 与那国織のしとやかでなめらかな糸の渡りは、ただただため息が漏れるほどです。このような緻密な意匠を手で織り上げた着物は、素晴らしく美しく、一瞬で魅了されます。細かな浮織の凹凸によって生み出される光沢感は、本当に見事で、顔立ちも明るく演出してくれます。
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