結城紬は、日本を代表する高級絹織物の一つであり、その特徴の一つは繭を広げて得られた真綿を手紡ぎした糸で織られていることです。柔らかな真綿を撚りをかけずにふっくらと紡いで糸にし、たくさんの空気を含んだ糸を優しく手織りする伝統的な技法が守られています。1956年には最古の機織り機で織られたものが国の重要無形文化財に指定され、2010年にはユネスコ無形文化遺産として登録されました。 結城紬の代表的な柄の一つに亀甲があります。亀甲柄は、1反の幅(約40センチ前後)の中に並ぶ亀甲の数を示します。80亀甲、100亀甲、120亀甲などの柄があり、さらに160亀甲となると、より細い糸で作られるため、希少性が高く、めったに出会えないお品となります。 結城紬は軽くて暖かく、身体に優しく馴染み、着崩れしにくい特性があります。日常着として着用することで特別な気持ちを味わえます。また、結城紬は三代にわたって着用できるほど丈夫であり、経年とともに風合いが育まれるのも魅力の一つです。
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