城間栄喜氏は、沖縄県の紅型師であり、近現代の紅型の名匠でした。彼は沖縄県指定の無形文化財「びん型」の保持者でもあります。1908年に那覇市久米村の城間家に14代目として生まれ、小学校を卒業すると直ちに紅型染めの家業を手伝うようになりました。 しかし、紅型は不景気や戦争の影響で衰退していく中、城間栄喜氏は貧困の中で紅型の制作を続けました。染料の入手も困難な状況でしたが、彼は粘り強く技術を磨き、紅型染めの技術の保存と普及、継承を願い、1947年には「城間紅型工房」を設立し、1952年には「琉球紅型振興会」を設立しました。 沖縄の伝統的な染織りである紅型は、海や波、風景などを描いた芸術品であり、その鮮やかな色彩は少ない原料を巧みに混色させることや配色によって複雑多様な美を生み出しています。その独特の色彩は、本土の帯や着物とは異なる魅力を持っています。 城間栄喜氏は1992年に84歳で亡くなりましたが、彼の功績は紅型の世界において永遠に記憶されています。
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