森口邦彦さんは、日本の染織家であり、人間国宝です。森口邦彦さんは京都市立美術大学(現在の京都市立芸術大学)の日本画科を卒業後、パリ国立高等装飾美術学校でグラフィックデザインを学びました。フランスではガエタン・ピコンやバルテュスと知り合い、友禅に取り組むことを決意しました。 森口邦彦さんは、父である森口華弘氏の下で友禅技法を学び、その特徴的な技法「蒔糊」を習得しました。森口邦彦さんは1967年に日本伝統工芸展に初入選し、以降、各展で受賞を重ね、2001年には紫綬褒章、2007年には父と同じく重要無形文化財「友禅」保持者(人間国宝)に認定されました。 さらに、森口邦彦さんは2013年に旭日中綬章を受賞し、2020年には文化功労者に選定されました。森口邦彦さんは新しい表現を追求しながら、後進の指導と育成にも力を注いでいます。 森口邦彦さんは友禅の技法で人間国宝の認定を受けており、パリで学んだグラフィック・デザインの思考と幾何学文様を大胆に組み合わせて、モダンで洗練された伝統工芸の「友禅」を制作しています。彼の作品は革新的であり、その息吹は伝統を受け継ぎながらも独創的な進化を続けていることを示しています。 また、森口邦彦さんの友禅訪問着のデザインは、2014年にリニューアルされた三越のショッピングバッグに採用されたことでも知られています。
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