原田麻那さんは、めがね織の第一人者であり、吉野間道の先駆者的存在とも称され、白洲正子さんとの交流でも知られる著名な染織作家です。両親が画家である家庭に育ち、感受性豊かに育まれました。おばあさまが織りの達人であったことも影響し、20代後半で染織に興味を持ち、柳悦孝氏に師事して染めと織りを学びました。彼女の作風は独自の工夫が加えられており、手織りの味わいある個性的な作品で国画会などで活躍しました。 独創的なスタイルのデザインや色使いは、万葉集の詩や南伊豆の海、雅楽の羅陵王や王鐘調、シルクロードのイメージなど、様々な要素からインスピレーションを得ています。これらを頭の中で膨らませ、抽象化された形で織り表現することが彼女の作品の特徴です。 生涯を通じて染織を仕事とし、50年以上にわたり独創的な個性と高い完成度を持つ作品を創作し続けました。彼女の作品は後継者の目標となるほど素晴らしく、国内外の美術館でも高い評価を受けています。
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