越後上布は、夏の麻織物で、その最高級品として知られています。苧績(おうみ)と呼ばれる作業から図案、染め、機織、雪ざらしまで、繊細さと根気が要求される手作業でつくられます。江戸時代には年間20万反ともいわれた製作反数も、近代化により激減しました。昭和30年に国の重要無形文化財に指定され、昭和48年からは後継者の育成事業が続けられていますが、現在は年間20反前後となっています。 素晴らしい作品の製作を統括していたのは、故・小河正義さんでした。織り上がった反物の確認証には、「麻匠 小河正義」とお名前が記されていますので、御存知の方も多いのではないでしょうか。また、越後上布・小千谷縮布技術保存協会の会長として、後継者の育成や技術の継承にも尽力されました。
画像の着物・帯は弊社で過去に買取したものです。
小河正義の着物・帯の高価買取は是非、京都高級呉服買取センターにご相談下さい。