山下芙美子さんは日本工芸会正会員で、めゆ工房の山下家三代に渡る伝統的な染織技術を受け継いでいます。彼女は至高の染織である本場黄八丈を生み出しています。 黄八丈は3種類の草木と多彩な織技法を巧みに操り、洗練された絹布を作り出します。新小石丸を用いたエレガントで気品漂う着姿は、まさに唯一無二の存在感を放っています。 この黄八丈には目を鮮やかな黄金に輝く山吹色、どこか懐かしさを感じさせる茶褐色の鳶色、漆黒の艶と気品を放つ黒色があります。その独特の糸の輝きと艶で、着る人を魅了します。 東京生まれの黄八丈は1948年に東京都の無形文化財に指定され、八丈島で代々黄八丈を織る山下家の四代目となる山下芙美子さんは、伝統を受け継ぎながらも現代の街並みに合う洗練された黄八丈を作り出しています。 確かな織の技術の上に奥深い色彩が重ねられ、絹糸がさらに命を持って存在しているかのような織模様のモダンさと気高い質感が特徴です。
画像の着物・帯は弊社で過去に買取したものです。
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