型絵染の巨匠、岩井香楠子さんは1938年に神奈川県で生まれました。幼少期から芸術に親しみ、人間国宝である鎌倉芳太郎氏に師事し、「常に前進」をモットーに紅型や絞り染めなどの様々な技法を習得しました。1980年には日本伝統工芸染織展に初入選し、1984年からは日本工芸会の正会員として活躍しています。 岩井香楠子さんの特筆すべき点は、自身で下絵を描き、型を彫り、染色することです。鎌倉芳太郎氏から学んだ技術と、これまでに作り上げた100枚以上のデザインを駆使し、海外での経験から西洋の美的感覚も取り入れ、より洗練された作品を創り出しています。彼女の鋭い観察眼により、着用しやすさと着こなしやすさも考慮された作品が生み出されています。 岩井香楠子さんは「いつも女性が輝いていてほしい。着物が身近なものであってほしい」と願っています。彼女の作品は豊かな色彩感覚で美しく、可愛らしいと評されています。これまで彼女の作品を身に着けた人々は、「着用すると気持ちが明るく前向きになる」と感じています。
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