越後上布の歴史は古く、千数百年前の天平年間にまで遡ります。現在の正倉院には、その時代の麻布「越布」として保存されています。この布は通気性に富み、さらに吸汗性や発汗性にも優れており、真夏の最高のお召し物として大変人気があります。しかし、その生産数は年々減少しており、入手が困難な織物となっています。 桑原功さんは塩沢地方で生まれ、家業の桑原織物で機織りの技術を学びました。自然と織物の世界に親しんだ彼は、熱心に制作活動に取り組み、第48回東日本伝統工芸展で川徳賞を受賞するなど、長い間活躍しました。現在はご子息の博さんが父の足跡を継ぎ、越後上布や塩沢紬などの制作を手がけています。
画像の着物・帯は弊社で過去に買取したものです。
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