甲木恵都子さんは甲木工房を主宰し、染織家として活躍しています。東京都で生まれ、経済的に恵まれた環境で育ちました。呉服屋に通う中で、素朴な郡上紬に魅了され、30歳の時には人間国宝である故宗広力三氏に師事しました。その後、東京で工房を構え、日本工芸会の正会員として活動していましたが、草木染料の材料や澄んだ水を求めて、1983年に福岡県筑紫郡那珂川町に工房を移しました。 甲木恵都子さんは工房周辺から草木染の材料を採取し、作る着物一着分に必要な量だけを使用し、自然を必要以上に傷つけないように心がけています。また、着心地の良さを重視しており、帯などの場合は体型が変わっても適応できる模様付けや、汚れた場合に裏返して着られるように両面使える織り方など、着物をよく着用する自身の経験から、長く着用できるような工夫を凝らしています。彼女は糸選びからすべてにこだわり抜き、着物作りに情熱を注いでいます。
画像の着物・帯は弊社で過去に買取したものです。
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