日本の染色家、本名皆川秀一さん。友禅の染色図案を学び、都路華香産で日本画を、関西美術院で洋画を学ばれ、友禅染に絵画的手法を取り入れた「染彩」の技法を確立され、染色工芸界のパイオニアとしてご活躍されました。 「染彩」の技法は、友禅に洋画手法を応用し、また京都祇園祭の山鉾に使用される銅掛や前掛などを長年製作されていました。1932年には「山海図」が第13回帝展で特選を受賞し、その後も天然染料や古代染色の研究にも取り組まれました。 作品は美しい花が勢い良く咲き誇り、躍動感に溢れており、ラフな筆使いの模様や丁寧な刺繍など、独特の技法が魅力です。 皆川秀一さんは1892年に京都府京都市で生まれ、数々の展覧会で作品を発表し、その多くが高い評価を受けました。1987年には脳血栓のため京都市左京区の自宅で亡くなり、享年94歳でした。
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