福本潮子さんは1945年に静岡県清水市で生まれ、日本を代表する藍染美術家として知られています。福本潮子さんは大阪市立工芸高校と京都市立美術大学(現・京都市立芸術大学)で学び、特に藍染めの分野で1970年代から国内外で活躍しました。現在は京都で日本の藍を使用した作品制作に取り組んでいます。 学生時代にパプアニューギニアの民族美術に触れ、日本の伝統と独自の技法を組み合わせた藍染め作品の制作を始めました。福本潮子さんの作品は着物や帯、アート作品などに分けられ、それぞれがお互いに影響し合い、福本潮子さんの藍染めの可能性を拡げています。彼女は主に絞りの技法を使用し、「青」による表現の探究を続け、藍の魅力を透明感と精神性に見出しています。 近年では、希少な手績みの業が凝縮された麻布や自然布に注目し、日本の素材感や風景の伝承を取り入れた制作を行っています。福本潮子さんの活動は2015年に『福本潮子作品集 藍の青』が出版され、その集大成として評価されました。また、最新の個展では古布の作品シリーズの新たな展開を見せています。 福本潮子さんの美の世界は藍に囲まれた一点、一条の線のせめぎ合いから生まれ、一色の濃淡のみで表現されます。
画像の着物・帯は弊社で過去に買取したものです。
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