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荒川眞理子

荒川眞理子さんは1952年、北海道小樽市に生まれました。着物好きのお母様の影響で幼少期から手芸に親しみ、女子美術大学工芸科に入学しました。

女子美術大学では、染織作家の柳悦孝氏から織りを、染色工芸家の柚木沙弥郎氏から染めを学びました。大学時代に日本民藝館で出会った古紅型に魅了され、型絵染の世界へと足を踏み入れることになります。様々な伝統的な染織技術を学んだ後、卒業後に型絵染の創作活動を始めました。

一度は出産と子育てで創作活動を休止しましたが、15年後の1993年に40歳を過ぎてから再び創作を再開し、現在は水戸市の工房で制作を続けています。

彼女の型絵染の作品は、見る人を優しく癒す女性らしい品の良さとデザイン性が感じられます。荒川さんは「私の着物や帯を着たら、どこかへ出かけたくなるようなものを作りたい」と語り、創造性あふれる絵模様と鮮やかな色彩でみずみずしい感性を表現しています。彼女の作品は、力強い色彩と個性豊かな意匠が融合し、唯一無二の魅力を放っています。

「時代を越えて生きる帯」や「きものを着ることにときめいてほしい」という思いが込められた作品は、懐かしさを感じさせるとともに、出会った人々の暮らしの中で生き生きと花開くことでしょう。

荒川さんは権威ある国展で数々の受賞歴を誇り、着物愛好家や専門店からも高い支持を受けながら、現在も創作活動に励んでいます。


1952年: 北海道小樽市に生まれる
1974年: 女子美術大学工芸科卒業(在学中に柳悦孝氏から織物、柚木沙弥郎氏から染色の指導を受ける)
1993年: 国展に初出品し入選
1996年: 国展に入選
1999年: 国展に入選
2000年: 国展に入選
2002年: 国展に入選
卒業後、型絵染の創作活動を続け、各地で個展やグループ展を開催しています。現在は茨城県水戸市に在住です。

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