見留敦子さんは染織作家です。彼女の織物は、縦糸と緯糸の交わりに変化を加えることで微妙な陰影や揺らぎを生み出し、また捩り織の技法を用いて部分的に隙間を大きく開けることでストライプ状の地模様が現れます。 これらの技術はデザイン性を増幅させると同時に、遠目には気付かないほどの織の変化が工芸染織品としての風格を静かに放ち、心にじんわりと響く布へと繋がります。見留敦子さんの作品はしなやかに織り上げられ、シンプルながらも凝りに凝った手仕事が施されており、見る人の目を惹きつける見事な織物です。 1960年に千葉県で生まれ、2000年には渡辺純子氏に師事し、2001年からは小島秀子氏にも師事しました。また、2004年には国展に入選し、座繰り糸による織の公募展では大賞を受賞しました。その後も、2006年と2008年には国展に入選し、2008年にはておりや公募展の日常生活部門賞も受賞しています。
画像の着物・帯は弊社で過去に買取したものです。
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