山陰地方は古くから木綿絣の産地として知られており、弓浜や倉吉、広瀬などの絵絣が広く知られています。その中でも「出雲織」は伝統工芸品として注目されており、第一人者である青戸柚美江さんが手がけています。 青戸柚美江さんは生まれ故郷の伝統的な弓浜絣を基に、創作性と芸術性の高い木綿の着物を織り始めました。また、出雲の織物の研究と復興にも力を注いでおり、第41回日本伝統工芸中国支部展鳥取県知事賞などを受賞しています。 彼女は染色と織りのすべての工程を一人で行っています。鳥取県安来市で伝統的な技術を基に、木綿だけでなく絹や天蚕、紙布、蓮糸などさまざまな天然素材を使用しています。自身で綿を育て、手紡ぎの糸を草木や本藍で染め、手機で織り上げた着物や帯は力強く、温かな風合いと奥深い美しさが感じられます。 青戸柚美江さんの木綿絣は出雲織の原点であり、人の手によって作られる贅沢なお品です。
画像の着物・帯は弊社で過去に買取したものです。
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