龍村光翔(本名:龍村謙)さんは、初代龍村平蔵さんの息子として1905年(明治38年)4月28日に大阪市で生まれました。1929年(昭和4年)に東京帝国大学文学部美術史を卒業し、同年から翌年にかけて外国を旅行しました。帰国後は織物製作と染織史の研究に専念しました。1966年(昭和41年)には二代目平蔵を襲名し、龍村織物美術研究所の所長として活躍しました。1979年(昭和54年)に享年74歳で亡くなりました。 龍村光翔さんは名物裂の研究にも取り組み、先代の想いを受け継ぎ、「独創と復元」の精神を基に、美の要素を取り入れた図案による創作織物を多数手がけました。伝統的な西陣の中で、「温故知新を織る」という美の追求に情熱を注ぎました。糸の性質を巧みに利用し、立体感を生み出すことで帯に彩りと奥行きを与え、緻密さと大胆さを兼ね備えた美的要素が龍村光翔さんの作品の魅力の一部です。
画像の着物・帯は弊社で過去に買取したものです。
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