龍村平蔵氏は日本の染織家であり、名前は累代にわたって襲名されています。初代から4代まで存在し、各人とも法隆寺や正倉院に伝わる古代裂など伝統的な織物の研究に尽力していました。 初代龍村平蔵氏は1876年に大阪で生まれ、幼少期から茶道、華道、謡、仕舞、俳諧など文芸美術に触れる環境で育ちました。特に俳諧の才能を発揮し、16歳の時に祖父が亡くなったことをきっかけに家業が傾き始めたため、彼は退学して西陣で呉服商の道に進みました。最初は販売に従事していましたが、次第に織物の技術研究に没頭しました。1894年に18歳で織元として独立し、商売も順調に拡大。30代の若さで「高浪織」や「纐纈(こうけち)織」など多くの特許を取得し、周囲に衝撃を与えました。
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