「織文意匠鈴木」は、京都(西陣)で製造される先染めの紋織物を指します。西陣織は大量生産されることはなく、多品種少量生産が特徴です。染色した糸を使用して模様を織り出すため、完成までには多くの工程があります。図案家、意匠紙業者、糸撚り業者、染色業者、整経業者、綜絖業者、整理加工業者など、様々な業者が独立して作業を行い、全体で12種類の品種があります。 「織文意匠鈴木」では、約15種類の職人と協力して、手作業で丁寧に製作されています。 「鈴木」は明治40年に大徳寺門前で創業しました。その後110年以上にわたり、先人から伝わる伝統技術を大切にし、時代の変化に適応しながら西陣織に真摯に取り組んできました。明治25年に帝国博物館が発行した「織文類纂」(染織文様の図録本)との出会いをきっかけに、「織文意匠」というブランドを生み出し、創作理念を表現する舞台としました。 西陣織という織物文化に意匠を凝らすことは、先人たちの技術と伝統を尊重し、現代の美意識に基づいて次代に継承することを意味します。常に新しい感覚を持ち、使い続けるほどに深みを増す西陣織を提供することを願い、「織文意匠鈴木」は老舗として日々努力しておられます。
画像の着物・帯は弊社で過去に買取したものです。
織文意匠 鈴木の着物・帯の高価買取は是非、京都高級呉服買取センターにご相談下さい。