約140年以上の歴史を誇る呉服商、野口彦兵衛は、明治8年(1875年)に初代が創立しました。彼らは友禅染めと日本刺繍を組み合わせた芸術的な着物や染繍作品を制作しています。 先見の明を持った野口彦兵衛は、友禅染という伝統的な技術を駆使し、独自のデザインを表現する工芸家でした。当時、高級呉服の生産は主に京都に集中していましたが、野口彦兵衛は東京で独自の染色技術を生み出す決意をし、染工場を設立しました。彼は自ら職人の育成にも力を注ぎました。彼は着物を単なる消耗品ではなく、美術的な価値を持つ作品として捉え、それぞれに題名を付けて世に送り出しました。 野口彦兵衛の手がけた着物は「大彦染」と称され、一世を風靡しました。彼の店の着物は江戸時代から続く友禅染の伝統技法で染められています。最高の職人と技術が集まった作品は、世界にただ一つの存在です。着物通の憧れであり、呉服業界でも最高峰とされる美術的な価値が非常に高い東京友禅です。 初代の野口彦兵衛に続き、二代目の野口真造、三代目の野口彦太郎、そして四代目の野口真太郎まで、代々にわたって伝統を受け継ぎ、物づくりを続けています。
画像の着物・帯は弊社で過去に買取したものです。
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